「人生の意義が人と交流することであり、交流することで人生の意義が成り立つとしよう。それを実感するのは、まさにろくでもない状況に陥っている時なのだ」(交流の中でいただいたコメントより)

2011・2012年に、東日本大震災をきっかけあるいはテーマとして多くの人々と意見、気持ちを交換し、そこで非常に多くの感銘深い考えをいただくことが出来ました。こうした交流をこちらと相手の間にのみ留めてしまってはもったいないと考え、弊社の前身となる会社のサイト上で公開していました。つきましては、当サイトでも皆様にご紹介したいと思います。

2011年3月~6月までのやり取り:「力になる交流」

地震からおよそ2週間が経った時点で「私個人の思いと考え」という文章で自分なりの感想と人々の行動への感銘を表現し、およそ60名の方々にお送りしました。そこで、たくさんの方々よりコメントや感想文を頂戴しました。

突然の自然力に邂逅した時の愕き、多くの人々の行動に関する説明、大震災を大きな変化点と捉える前向きな姿勢、原発問題に対する不安、将来への期待など奥深い考え、現状分析、抱いている感情などが書かれてあり、そこまで交流ができたことを光栄に、また大変嬉しく思いました。

各文章には、同様の事情に陥っている方々、同様の心配を抱えている方々へのメッセージに溢れています。他の人が読んでも、きっと力になると思い、この「力になる交流」の場を作りました。

そこで、返信してくださった方々に許可を得た上で、交流のスタートとなった「私個人の思いと考え」という題の拙文を最上部に載せ、その下に返信いただいた順番に文章を記載しました。激励という目的で2011年に始まったこの交流は、現在は東日本大震災直後の、迫真的な意見・思いの記録となりました。下記に、2011年のやり取りを記載しています。ご関心を持たれた方は右側のロゴからご覧ください:「力になる交流」

2012年明けに:「回顧と展望」

東日本大震災のほぼ一年後に、当時の状況について幾人かのビジネスリーダーに以下の質問を添えて「回顧と展望」をお願いしました。

  • 3月11日以降日本が変わったと思いますか。
  • 将来に向けて何が最も必要だと思いますか。

日本人とドイツ人のビジネスリーダーから関心深い見解やビジョンが届きました。当時も震災地と日本経済を取り巻く状況は依然として厳しいものでしたが、少しでも激励の効果があれば大変嬉しく思いました。下記に、2011年をめぐっての文章を記載しています。ご関心を持たれた方は右側のロゴからご覧ください:「回顧と展望」

このやり取りの運営者:

ディツァー ロマン Dr. Roman Ditzer
RD interlogue ドイツ (以前:JEB interlogue GmbH)

シェーンフェルド ステファン Stephan Schönfeld
旧社:JEB interlogue GmbH  ドイツ

飯塚眞弘 Masahiro Iizuka
旧社:有限会社インターログJEB

東日本大震災から早2年が経とうとしています。被災地の状況はいまだ厳しく、被災した人々と連帯してゆくことはまだまだ必要でしょう。上記の交流は現在はそうした役割を一度終えたかと思っています。現在はむしろ2011年という年の一記録として見做していただければ幸いです。